2010/01/22

駄洒落と親父ギャグ


駄洒落(だじゃれ)は同じ、非常に似通った音を持つ言葉をかけて遊ぶ一種の言葉遊びです。雑俳の一つとしての「洒落」は言葉の一部分を母音(vowel)とイントネーションが同じ語、母音が同じ語、同音異義語などを当てはめるものです。昔は「洒落」というのは知識と教養を示すため作られたが、今は価値がないので、「駄」の文字を付けました。洒落が本の意味を失ったとともに、若者はこれを「親父ギャグ」と呼びはじめました。






駄洒落は様々な形態(けいてい:form)があります。

① 同じ読みを持つ語を用いたもの

理想のものがありそう
寝込んだ
ニューヨーク入浴
スキー好きです。
僕さぁ、ボクサー


似たような音を持つ語を用いたもの

だじゃればかり言っているのはだれじゃ
がなくてしょうがない。


似た様な文章

パン作ったことある? ⇔ パンツ食ったことある?
ねえ、ちゃんと風呂入ってる? ⇔ 姉ちゃんと風呂入ってる?
あなたの顔何回も見たい ⇔ あなたの顔なんか芋みたい
悪の十字架 ⇔ 開くの10時か

④日本語と英語の駄洒落


日本が沈んだ、ジャポン!  (ジャポンー沈むときの音、Japan)
キチンをきちんとしよう。
「お金ほしいだろう?」   「まあ、ねえ」(money)




そして「親父ギャグ」というのは本当に面白い言葉遊びだと思います。これは主に40代以上の男性が使う、駄洒落や地口の部分を含んだ安直なギャグのことです。そのようなギャグに若年層によって否定的なニュアンスで使われます。

歴史
この言葉は1990年前半、大阪の高校の生徒らが使い始めたものだと思われています。あの時の中年男性の増加とともにオヤジギャグを聞く機会が増えたことがあります。その受け手である若者との価値観(かちかん)の相違から、「中年男性のギャグはつまらない」という考え方が現れました。

親父ギャグが面白いだと思う人がもちろんいます。主に男児と中年男性と高齢者は使います。でも時々あるギャグは人気があるとき、女性と若者も好きです。嫌がるのは主に若者です。恥ずかしいと思って、親父ギャグを聞くと笑わなく、いらいらします。

嫌なことはギャグの意味をわかるのに笑えないというジレンマがあります。
特に嫌がれるの3つ:
*安直
*同じギャグを何度も言う
*下世話




面白いことは親父ギャグを言う おやじは夫婦仲が良いと言われています。なぜなら、ギャグを聞いた妻は(夫婦仲がいいので)コロコロとよく笑ったりするため、「これはウケた!」などという誤解(ごかい:misunderstanding)が生じ、オヤジギャグにさらに拍車(はくしゃ)がかかってしまいます(encourage to)。そのため、おやじはそのギャグが会社では「ウケ」なかったとしても、家庭に戻るとそれを聞いて笑ってくれる妻がいると、決してへこたれることなく、何度もこのオヤジギャグを言い放ち続けることが可能となってしまいます。


もちろん親父ギャグはよく役に立ちます。2005年1月3日の朝日新聞によれば日本人の76%が親父ギャグに寛容(かんよう: forbearance)な態度をみせています。例えば、このギャグはコマーシャルによく使われています。
「AERA]という雑誌は記事のタイトルによくそのような言葉遊びを使います。例えば:
              
そろって退任、かわいソーニー
(3月:いくつかのSonyの部長は退任した)


代表的な親父ギャグ


美味しかった! ⇔ 大石勝った!
「みんないるか?いない人手をあげて!」
Knock knock (トントン)
Who's there? (どなた?)
barbie (バービーよ)
barbie who? (バービー誰?)
Bar-B-Q (バービーキュー(バーベキュー)!)

親父ギャグは言葉遊びだけでなく、様々な他愛無い(たわいない: silly, childlish)ことを使うこともあります。例えば何でも「夜の」を付けることです。            
例:「興味は野球です」 「夜の野球の方はどうだい?ホームランしたの?」


どんな親父ギャグを知っていますか。そして好きですか、嫌いですか。自分でこんなギャグを作るのは難しいと思いますか。

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