2010/01/22

言葉遊び


「言葉遊び」というのは言葉の持つ音やリズムを楽しんだり、同音異義語(どうおんいぎご)を連想するおかしさを楽しむ遊びの一つです。日本語の言葉遊びの中で、表音文字(ひょうおんもじ:phonogram)であるかなの表現の背後に表音文字である漢字での表記を絡めて、隠れたユーモアを発揮する例がたくさんあります。

主に子供の遊びや駄洒落(だじゃれ:pun)として認識されます。しかし、有名なものにはマスメディアで発表や流布(るふ:circulation)されたものもあります。其の外、寿限無(じゅげむ:funny folktale)を代表とする落語(らくご:Rakugo)などのものも言葉遊びといえます。

または、本来の意味から転じて、支離滅裂(しりめつれつ:illogical)な戯言(ぎげん:nonsense, joke)を指す場合もあります。

日本語の発音のおかげで言葉遊びが本当にたくさんあります。

① ぎなた読み
文章の区切りを間違えて読むことです。および、わざと文章の区切りを意図的に変えて読むことです。

あいたい:「会いたい」と「あ、痛い」と「相対」
おきもの:「お着物」と「置物」
しようがない:「仕様が無い」と「生姜無い」


② 回文
始めから読んだ場合と終わりから読んだ場合とで文字の出現する順番が変わらず、言語としてある程度意味が通る文字のことです。英語では「palindrome」といいます

例: むら草に くさの名はもし 具はらは なそしも花の 咲くに咲くらむ


③ 空耳(そらみみ)

外国語の音を何らかの意味を持った日本語に聞こえるように工夫したり、日本語の歌を意味表現としては不自然な音の区切りによって、異なる日本語に聞こえてしまうことです。

You got me mad now. → 歪みねぇな
有名な「Dragostea din tei」という歌:Vrei să pleci dar nu mă, nu mă iei... → 米さ、米酒か、飲ま飲まイェイ!

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